少子化・過疎化が進展する日本社会において、2000年代以降に全国で毎年小学校が200校以上(多いときで400校以上)、中学校が100校前後が廃校となっていることをご存知だろうか。その数だけ、学校資料の収集・保存・活用および廃棄の問題が生じている。近刊の最新研究をもとに、人口減少社会に向かう日本における新たな教育学・教育史の在り方を考えていく。