テキストをもとに高度経済成長・バブル経済・失われた20年といったフェーズごとの経済構造や労働市場を理解する。同時に、白書や各種統計データなどの資料を自ら収集して分析を行うトレーニングを行い、企業や政府が各フェーズで何を考えていたのかを含めて戦後日本経済の理解を深めることを目標として授業を行います。
この科目は学部3~4年生が受講できる大学院科目であり、学部生の到達目標は大学院生と同じです。

具体的には、伊藤隆敏・星岳雄著,祝迫得夫・原田喜美枝訳[2023]『日本経済論』東洋経済新報社を輪読するとともに、経済白書・経済財政白書及びGDP・鉱工業指数・景気動向指数などの政府統計を利用しながら、企業・政府の視点を加味しつつ日本経済の動向について議論します。